「その生徒が何年生であるか」で問題を選ぶのではなく、
「その生徒が読解可能であるか」に重点を置いています。
<特に国語の苦手な生徒に対して>
例えば、6年生であるから6年生用の教材を、とは考えません。
解いている文章が本人のレベルと比べ、高過ぎることがよくあります。
そのような問題に対して、国語の苦手な生徒の多くは、最初から「読む」のを諦め、見当をつけて選んだ一部の箇所を頼りに、ただ答を「当てる」ことに終始しているのです。
当塾ではその生徒に見合った問題を選んでいます。
6年生であっても、3年生程度の問題を扱うこともあります。
国語嫌いな生徒でも、「読めそうだ」と思うと文章全てを「読み」、内容を「了解して」問題に取り組みます。
勿論、簡単なのでそれを解いてレベルが上がるという効果はありません。
しかし、国語が苦手になる過程で忘れてしまった「読んで理解しよう」とする意思を、もう一度得ることができます。
このように対することが習慣になるよう、当塾では授業その他で導いています。
これを第一段階として、その意思を維持しながら、少しずつレベルを上げていきます。
「大部分が分からない」と思い込んでしまうと、分かる所も見逃してしまいます。
「分からないのは少しだけ」と思うと、それを知りたいと思うものです。
「その生徒のその時」に見合った問題選び、当塾にて全力で取り組んでいます。