宿題の意図として、学習事項の定着、演習対応力向上、等が挙げられます。
その前の段階として「学習習慣の確立」が挙げられます。
特に低学年にとって、そのことが大きな課題となっている生徒は多く見られます。
当塾では第一段階として、宿題の時間を設定し、それを優先するようにしています。
まず1日15分。
たとえ指定された箇所が終わらなくても、時間が過ぎたら止めてよい、としています。
そうすると不思議なもので、時間内に終わらなかったとき、自ら延長してでも指定箇所をやろうとする子がいます。
学習の面白さに気付いた、とまではいかないのかも知れませんが、学習の「波に乗った」状態になり、そのまま終えることを惜しく思うようです。
「如何に机に着くか」ということが肝心であり、一旦始めてしまえばある程度は苦も無く学習できるものです。
その後時間を徐々に増やしていき、理想的な学習習慣の確立を図ります。
宿題を終える、という達成感。
それを得ることによって、学習以外の面でも充実した毎日を過ごして欲しい、と願っています。