初期の英語学習における重要ポイントに、
「動詞」を見分けること、それによる文法の規則をマスターすること
が挙げられます。
例えば主語との関係によって形が変化します。
「be動詞」は「am」「are」「is」、「一般動詞」は3人称に対して「s」を付けます。
また、疑問文、否定文を作る際にも、それぞれの規則があります。
ここでいろいろな問題が生じます。
<be動詞>
This is a pen.
の場合、「is」を「〜です」という意味をもった語として覚えてしまうのです。
間違いではありませんが、「is」は動詞であるという感覚が得にくくなります。
「be動詞」は「ある」「いる」「なる」の意味を持った語として最初に押さえると、動詞として認識し易くなります。
まず「これはペンである」というように訳し、その文を「これはペンだ」「ペンです」と解釈できるようにする。
<一般動詞>
「go」(行く)、「buy」(買う)等は問題無く動詞として認識できますが、「like」「want」は掴みにくくなっています。
I like roses.
の場合、「私は花が好きです」と訳してしまいます。
ここでは問題が2つあります。
「花が」と訳すると、「が」という言葉は「彼が走りました」等に見られるように、主語に付属する言葉でもあるため、主語が分かりにくくなってしまうこと。
「like」を「〜が好き」と覚えてしまうと動詞として認識できなくなってしまうこと。
日本語で考えて「好き」という言葉は動詞として捉えることはできません。
「like」は「〜を好む」と考えるようにします。
和訳は「私はバラを好む」です。これを基にして日本語の間で書き換える練習をします。
訳文を解釈し直す、という国語力の強化も必要です。
I want a new camera.
「want」を「〜が欲しい」と覚える生徒が多くいます。
これも「like」と同様、動詞として考えにくくなります。
「want」は「〜を欲する」。
「欲する」という言葉は馴染み無く最初は戸惑いますが、「欲しいと思っている」という意味を持った言葉としてマスターするよう導きます。
その後の「want to」等、熟語表現として使われる際にも充分活用できます。
「私は新しいカメラを欲する」、あるいは「私は新しいカメラを欲しいと思っている」と訳します。
英語の基本は「読み」「書き」を重ねて「馴染むこと」です。
体系的な理解は、その手助けとなります。
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